・金色の魔術師(1952) 作:横溝正史
1979年に角川文庫で復刻された横溝ジュブナイルのひとつ。長らく絶版状態だったが、2022年ごろに再版された。
金色の魔術師と名乗る怪人が七人の少年少女を生け贄にすると宣言した。様々なトリックを駆使して人間消失を演出する。いま読んでも味わい深い。乱歩の少年探偵団はブラックマジック一本やりだったから、アイデアは横溝正史に軍配が上がる。雪月花のオリオンの三きょうだいという美少女スターが標的にされる。シュシュトリアンを思い出した。
劇場形犯罪の動機と終盤の推理は良いできだ。古めかしくても現代の外れミステリや安直ラノベよりは好みに合う。★★★★
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