『スイートプリキュア♪』(2011) 全48話
8作目である。「ハートキャッチ」と「スマイル」に挟まれた年に当たる。
地味だなあ。あまりに普通すぎる。バディものとして始まるのはいいが、この二人はどちらも積極的なお元気娘で、タイプが似すぎている。キャラが立ってない。喧嘩と仲直りを繰り返すのも芸がない。お供の白猫ハミィはボンヤリしすぎで、解説役を果たせない。黒猫セイレーンに何度裏切られても信用し続けるのも説得力がない。
敵味方共に人材が乏しすぎる。敵は華のないオッサンが当座のボスで、面白味のない男三人組トリオ・ザ・マイナーで終盤まで引っ張る。
テーマは音楽だが、「フレッシュ」のダンスのようにストーリーを躍動させる効果はなかった。敵の「悲しい音楽で人を不幸にする」という目的がピンと来ない。「絶対に許せない」(決まり文句)とは思えないのだ。
仮面のプリキュア・キュアミューズの素性を明かすより先に、別の追加戦士ビートが加入したのは、ちょっと意外だった。ミューズは初の小学生プリキュアである。
話が軽すぎぬるすぎで、心に響かない。罪を憎んで人を憎まず、この思想は尊い。でもほとんどの悪党が改心して丸く収まるのはやりすぎだろう。ハトプリがシリアス寄りだったので、修正した結果か。この年に東日本大震災があったことも関係しているかな。
ノイズと主人公の対話は、ある意味哲学的ではあった。★★★
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