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2023年06月18日20:52

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『宇宙猿人ゴリ』

『宇宙猿人ゴリ』(71) 20話まで
「スペクトルマン」は全63話が放映された。BOXで一気に見たが、長いので分割してレビューします。
まず「宇宙猿人ゴリ」というタイトルの20話まで。

最初は公害をモチーフにした怪獣が登場する。ヘドロンやネオヘドロン、ダストマンはユニークで印象に残る。ハイブリッド怪獣ネズバードンやモグネチュードンは造形をリニューアルすれば、今でも通用しそうな斬新さだ。円谷英二が「怪獣は怖くて強いものだが、醜悪で不快感を与えてはいけない」と述べたのは有名だ。確かにウルトラ怪獣に生理的不快感をおぼえる例は、ほとんど無い。
ピープロ怪獣はその点お構い無しで、何でもありだ。ゴキノザウルスや白蟻怪獣バクラーは相当なものである。

怪獣に比べると、ヒーローのスペクトルマンが冴えない。変身に許可が必要だし、何より弱い。初期はスペクトルフラッシュを放った後はグロッキーになり、怪獣と同時に倒れたりする。大抵の敵に一度は敗北する。周囲にある鉄パイプや岩を使ってぶん殴るのも、素手では倒しきれないひ弱さを感じる。
主人公が所属する公害Gメンが何とも半端な集団で、市役所の職員みたいなものだ。「よし、現場に急行せよ」と言って普通の乗用車で出かけるのはいいが、別に何ができるわけでもない。言っては悪いがダサい。

社会的なテーマのようで、プロットに深みがなく、傑作と呼べるエピソードが見られない。
19・20話のバクラー編は住宅難と吸血怪獣の取り合わせが恐怖を呼び、緊張感のある仕上がりだった。★★★
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