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2023年05月02日22:24

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『赤い天使』『スタジオは大騒ぎ』

昨日に続いて大映映画二本入りパックのレビュー。

『赤い天使』(66) 監督:増村保造
若尾文子主演の戦争映画だ。戦場映画と言うべきか。
従軍看護婦に焦点を当てた戦争ものは珍しい。

西さくらは中国戦線に看護婦として勤務する。明日の命の知れぬ兵隊の中には彼女を性的対象としか見ない者も多い。淡々と切断手術をこなす外科医(芦田伸介)に、心が引かれていく。ある日、両腕を失った兵隊(川津祐介)に苦痛を癒してくれるよう懇願される。

生臭い迫力に圧倒される。血生臭く汗臭いだけでなく、ザーメン臭い。生死の狭間に立つ男の性欲とはこういうものか。切断された手足がバケツの中に無造作に突っ込んであるのは、今見てもショックだ。生け花じゃあるまいし。
極限人間ドラマの力作だ。残念なのは、しょせん男目線であること。さくらがあまりに男にとって都合のいい女で、そこが物足りない。★★★★

『スタジオは大騒ぎ』(56) 監督:水野洽
テレビ番組みたいなタイトルだが、劇場映画だ。
当時の大映スタジオを紹介する。広さと豪華さに感嘆した。今となっては貴重な映像だ。
楽屋落ちみたいに当時のスターたちが顔見せしてくれるが、ここまで昔だと一人も知らない。ガメラどころか座頭市より昔だからなあ。
ラストの歌合戦に品川隆二が登場したので、驚いた。当時17歳の市川和子が「越後獅子の唄」を披露する。可愛い。この人、もっと売り出してあげればよかったのに。★★★
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