mixiユーザー(id:2615005)

2017年06月17日23:45

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ウィッチ・ワールド4と5

好みに合わないシリーズは中断すると堆積してしまうので、一気に読んだ。やめてから再開するには強いエネルギーが必要なので、このほうが楽だ。なんか修行僧の日誌みたいだな。

・魔法の世界の幻術 ウィッチ・ワールド4(67)
本書の主役兼語り手は次男のケモクだ。異形の種族が集合するあたりは、興味を引かれる。
しかしまあ、持って回った無駄の多い文章だなあ。すっ飛ばして速読しても意味が通じる。
この世界は基本的に唯心論に傾いている。「祈れば通じる」「奇跡は起こる」てやつね。現実でもSFでも(この両者を並べるのもどうかと思うが)祈るだけでは解決にならない。奇跡なんか存在しない。あるのは論理的帰結だけだ。精神論(いわゆる信仰心を含む)のおかげで、どれほど多くの人がひどい目にあったことか。日本では新興宗教の害毒を連想する人が多いと思うが、もっとひどいのは先の大戦である。必勝の信念では現実に勝てず、神風なんか吹かなかっただろ。ファンタジーは嫌いだということを再認識した。

妹のキャスティアを誘惑するディンジルは印象に残る悪役だ。終盤のカエル人間も気持ち悪くていい。でも両方とも扱いが悪くて盛り上がらない。★★

・魔法の世界の夜明け ウィッチ・ワールド5(68)
この巻は末の妹キャスティアが主役だ。前作からの続きで、ついに光と闇の大決戦が?と思いきや、全然そういう展開ではない。悪党ディンジルも登場しない。

ないないづくしだが、キャスティアがほかの種族の司祭を務めたりするところは、まあ読みごたえがあった。部族の習慣で、乳房にペインティングする。この場面の本文イラストは、なぜか画集に収録されていない。本書を買ってよかった。お下劣なレビューだけど、そこくらいしか褒めるところがないんだよっ。おっぱい、おっぱい。★★
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