mixiユーザー(id:2615005)

2016年10月05日23:15

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シマックの世界2

・愚者の聖戦<シマックの世界2>(60) 作:クリフォード・ドナルド・シマック
二冊目だ。インパクトは一冊目のほうが強かったが、粒ぞろいで外れなし。
表題作はみんなに見下されるちょっと足りない男が、超能力を手に入れる。予想のつかない展開に惹かれる。日の当たらない人々に対する優しい視線が感動的だ。

『ほこりまみれのゼブラ』異世界との交易を描く異色篇。上品な筒井康隆といった味わいだ。
『カーボン・コピー』無限に売れる地所があったら?50年代の薫り高い佳作である。
『建国の父』長く退屈な旅を終えて、ようやく宇宙船は目的地に着いた。これから気の合う仲間たちと共にフロンティア建設を始めるのだ。そのはずだったが。苦い話だ。人に辛い二択を迫るというテーマは、傑作長編「中継ステーション」の起源なのかもしれない。

『死の情景』不吉なタイトルが淡々とした日常描写にそぐわない。真相が明かされると、とても怖い話だったことに気づく。こういう死は嫌だなあ。
『緑の親指』異星から飛来した知的植物と科学者が交流する。微笑ましい作品だが、全体に消化不良な気がする。★★★★
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