

レーミク11ちゃんとスク水で胸比較。
・天外消失 早川書房編集部・編
山本弘のビブリオ小説で知って、さっそく買った。新しい本は紙が白くていいなあ。
72年に出版されたミステリ全集からの抜粋らしい。SF全集は持っているが、そちらは知らなかった。傑作集からさらに精選した14編は、粒ぞろいだった。
『ジャングル探偵ターザン』エドガー・ライス・バロウズ
いつものターザン活劇である。追跡して奪還するだけで、推理はしない。
『死刑前夜』ブレット・ハリディ
ウエスタン小説だが、ミステリでもある。切れ味に感心した。
『殺し屋』ジョルジュ・シムノン
ミステリ作家としては、この中で最も有名な人だろう。が、最も冴えない。
『後ろを見るな』フレドリック・ブラウン
ブラウンはSFも面白いが、ミステリも傑作揃いだ。いかにもブラウンらしいスリラーめいた逸品である。
表題作 クレイトン・ロースン
この種明かしは、アンフェアな気がする。
『この手で人を殺してから』アーサー・ウィリアムズ
ひどい話だが、不気味な後味が好きだ。
『懐郷病のビュイック』ジョン・D・マクドナルド
銀行ギャングは車を一台放置して逃走した。まったく特徴のない車だが、ある少年のアイデアで犯人を突き止める。単純だが気づかなかった。機知に唸らされる。
『探偵作家は天国へ行ける』C・B・ギルフォード
殺された男が天使の計らいで地上に戻り、犯人を捜す。ユニークで面白し。
『女か虎か』は有名な元祖リドルストーリー。『エメラルド色の空』『ラヴデイ氏の短い休暇』は発表当時は傑作だったのだろうが、オチが読めてしまった。
『白いカーペットの上のごほうび』アル・ジェイムズ
唖然とするような単純なハードボイルドだが、妙に印象に残る。
『火星のダイヤモンド』ポール・アンダースン
フォボスに到着した無人ロケットから、積み荷の宝石が消えていた。火星人の名探偵が謎を解く。SFでありながら見事なミステリになっている。傑作だ。
『最後で最高の密室』スティーヴン・バー
ダイナミックな密室ものだ。真相の意外さは、本作が一番かもしれない。
題材もテーマもバラエティに富んでおり、とても楽しめた。いくつか古めかしい作もあるが、このクオリティの高さは凄い。さすが翻訳ミステリの大御所だけのことはある。★★★★★
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