BJさんが貸してくれたアニメ精選集の続き。
「ガンダムビルドファイターズTRY」(全25話)
前作はガンダムとガンプラに対する愛と敬意に満ちた傑作だった。王道少年もので、ラストはSFになるという贅沢な作品でもあった。
この続編はというと、単なる部活アニメだ。スポ根アニメに近い。前作は8話か9話で日本代表になり、世界大会で各国のガンプラ名人たちと戦う燃え展開だったのに、今回はたかが日本限定のおまけに中高生部門が舞台だ。スケールダウンもいいとこ。
キャラにも魅力がない。主役がガンダム知らずの武術小僧では共感できない。中学生が修業しながら野宿の旅って、ありえないだろ。姉が読者モデルの美人とかいう設定も余計だ。少年向けなのに、やたらと美人が登場する。乳揺れも三角ラブコメもいらない。そんなのは他所で見るよ。
主力級のプラモが全員ガンダム系なのもマイナス点だ。でも前作で巨大モビルアーマーとか面白いネタはやりつくしてるからなあ。キャラやセリフで喜ばせる「ガンダムあるある」ネタも二作目では新鮮味がない。好評に応えて作った蛇足という感じ。最終回だけはちょっと楽しかったかな。
「百合熊嵐」(全12話)
監督が「回るピンクドラム」の幾原邦彦だ。相変わらず作家性の突出したアニメである。
異色作というか、形容しがたい異様なアニメだ。閉鎖的な女子学園の少女たちは、全員が百合だ。熊が人に化けて学園に潜んでいる。ヒロインたちは「好き」を見つけられるのか。
だめだ、ストーリーは説明できない。ジャンル分けもできない。強いて言うなら『寓話』か。
「ピンクドラム」は尖鋭的な演出ではあったが、難解では無かった。本作は十話あたりまで、何の話なのかわからないのだ。だがラスト数話で急激に盛り上がり、感動の最終回を迎える。
寓意を推理するなら、陰湿な学校イジメと民族差別だろうか。作品世界そのものが息苦しい日本の世相を戯画化したように思える。
美少女の百合がメインテーマなので、それを目当てに見るのもありかな。がうがう。
「パンチライン」
半エロアニメなのはいいが、ネタが幽体離脱に美人オンリーアパートでは、陳腐もいいとこ。悪い意味で80年代のOVAみたいだ。1話でギブアップした。
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