mixiユーザー(id:2615005)

2014年10月01日22:57

329 view

福本伸行とやさい漫画

最近読んだ漫画について。福本伸行は相変わらず面白いなあ。

・新最強伝説黒沢 3巻
ホームレス暮らしが板についてしまった三冊目。スーパー店員に続いて、ホームレス仲間とも拾ったエロ本の始末を巡って殴り合う。情けなくて笑えるのに、心に沁みる。状況は戯画化されているけど、まぎれもなく人間の真実が描かれているからだ。こんな漫画が今まであっただろうか。福本さん、マジ天才だな。
この巻の名セリフ。「もちもちより、ももちちがいい」
「騙されないぞ!スケスケ服は、かんじんな所は透けてないんだ」
あと、『基本虫暮らし』という表現も凄いと思う。

・賭博堕天録カイジ 和也篇 4巻
やはり命を賭ける展開になったか。こうでなければ「カイジ」ではない。
この1ポーカーというゲームは、福本先生お得意の架空ゲームの中でも、かなりよく出来ている。運だけの単純なゲームのように見せて、実は奥深い駆け引きが存在するのだ。読みながら「自分ならどうするか」とあれこれ考えていた。こんなのは限定ジャンケン以来だ。なんとか押し返すんだ、カイジ!

本屋で偶然見つけた漫画。
・やさい学園 作:前原三十日
野菜たちが立派な料理になろうと、学校で勉強する。主人公のしいたけは、勉強もスポーツも苦手で、おまけに「菌類は野菜じゃないし」と差別されることもある。切ない青春だが、なんとかやっている。園芸系あるいは農業系のギャグが冴えわたり、とにかく笑える。が、気になることがひとつ。
人間に食べられるということは、本編の擬人化野菜たちにとって死ぬことのようだ。
思考力と人格があるなら、死ぬのはやっぱり怖いだろう。その設定が暗く作品を覆っていて、無邪気には笑えない。心に小さなトゲが刺さるような感覚は、作者の計算のうちなのだろうか。妙な味わいの変な漫画だが、漫画好きにはお勧めしたい。


2 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2014年10月>
日 月 火 水 木 金 土
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031