ニュースに子宮癌の呼称のことが載ってますが、なんでこんな事が一般レベルのニュースになるのか。
診断名をどうつけるかなんて、専門家だけの内輪話じゃないのか。
世界を揺るがす大ニュースの日に「芸能人がどうしたこうした」という実にどうでもいい項目が占拠していたり、ミクシーがニュースを選ぶ基準はどうもよくわからんな。
読書日記です。
・愚行録 作・貫井徳郎
作者の本は『慟哭』が面白かったが、続けて読んだ文学者の軌跡をたどる話(タイトルを忘れた)は今ひとつだった。
本作は形式に興味をひかれたので、読むことにしました。
高学歴で美形な夫婦と可愛い子供が二人いる一家が、皆殺しにされた。
夫婦の過去を知る人たちへのインタビューで構成されている。一般の推理小説のように客観的な「天からの目線」は存在せず、語り手の主観が入るところがユニークだ。間に挟まれる女性の陰鬱なモノローグは、誰が語っているのかわからない。
趣向は洒落ているが、あまり出来のいい構成とは言えない。生臭い陰湿な人間模様が描かれる部分はそれなりに読み応えがあったけど、事件そのものは単純すぎ。こんな真相なら、枝葉のエピソードはいらんだろ。
有名私大の学内ヒエラルキーの話は、見苦しいが納得できる。日本には伝統的上流階級も身分制度も存在しないが、「私達はあんた達より上だ」と言いたくて仕方のない連中は大量に存在する。だから自前で「カーストもどき」を作るんでしょうね。馬鹿馬鹿しい限りだ。
他人の目から見たら、同じ大学の同じ学年なんて同じ価値に決まってるのに。それにしても早稲田とか慶応とか実名を出して、文句が来ないのだろうか。真実だから抗議できない?
★★★
・ふりむいてはいけない 著・平山夢明
作者の短編集『ロケットマン』はお気に入りだ。「ハルキ・ホラー文庫」に何冊も著作があることを発見して、思わずわしづかみにした。
だが見るからに安っぽそうだったので、一冊だけ試してみた。
それで正解だった。取材した実話と銘打っているが、めちゃくちゃしょーむない。今どきこんなもの、小学生でも怖がらんぞ。
この人は気合を入れて書く作品と、とりあえずのやっつけ仕事をはっきり分けているんだろうか。★
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