『仁義なき戦い 広島死闘篇』(73)
シリーズ二作目。監督と主演は同じ。
広能は呉で自分の組を立ち上げる。今回は出番が少なめで、刑務所仲間の山中(北大路欣也)が主役である。傷害罪で服役していた山中は、食堂を営む未亡人の靖子(梶芽衣子)に命を救われる。彼女は村岡組長の姪だった。このカップルの運命がテーマで、一作目に比べるとテーマが明快で見やすい。宿敵・大友の二代目に千葉真一。
敵対する大友組構成員を三人殺した山中は、無期懲役となる。靖子が死んだ夫の弟と結婚すると聞いて脱獄する。それは破滅への道だった。
本作の登場人物には全く共感出来ないが、緊迫した展開に惹き付けられた。誤解から仲間を殺してしまい自殺する。葬儀に集まった親分たちは「迷惑かからんように自分を始末した」と称賛する。胸糞な褒め言葉だ。英霊だの名誉の戦死だのと同じで、空しい綺麗事だ。後味の悪さまで含めて、裏社会に生きて散った男のドラマを堪能した。




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