・事変の夜 満州国演義二(2007)
作:船戸与一
やっと二冊目だ。敷島兄弟の動きは興味深いが、歴史ニュース解説が冗長で読みづらい。
特務機関の間島が兄弟全員に関わらせて、様々な立場から時代を描く。狙いは分かるが、暗くて退屈である。関東軍が自作自演で、国民の中国憎悪を煽る。新聞記者の香月がマスコミも陰謀に荷担していることを語る。吐き気のする悪辣さだ。
現在の自民党政権と驚くほどやり口が似ている。
解説の志水辰夫が「日本の侵略は同化政策であって、欧米の侵略よりマシだった」と述べている。愚論である。白人どもは「従順に搾取を受け入れたら、後は好きにしていいよ」という方針だった。「全部よこせ、お前らの文化も認めない」というのが日本式。どう考えても日本の方がダサくて悪質だろ。
まだ7冊もあるのか。ぼちぼち読んで行こう。



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