映画芸術という雑誌がある。若いころ一度だけ読んで、「俺の読むものじゃない」と感じ、二度と手に取らなかった。
今回自分の正しさを再認識した。ベスト10と共に「昨年のワースト10」という無意味なランキングを発表している。映画評論は見巧者に良作を紹介してもらうためにある。ワーストなんて何の意味があるのか。しかもワースト1が大ビット作「国宝」だ。で、ベスト1が編集長の作った聞いたこともないマイナー映画だと。はあ。メジャーシーンに縁の無いサブカル野郎が妬んでるだけじゃないの。で、仲間内では褒め合うと。
70年代初頭に「皆が好きなものを貶せば偉い」という不毛な文化があった。半世紀に渡って生き延びてたんだなあ。大型書店が潰れ、活字が危機に瀕し、テレビさえ死にかけている21世紀に未だ残っていたとは。ある種の文化遺産だな。負の文化遺産だけど。
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