円盤で鑑賞した。
『二代目はクリスチャン』(85) 監督:井筒和幸
つかこうへい脚本。有名な作家だけど、まったく好みに合わない。志保美悦子主演作だから見たが、彼女の魅力がまるで感じられない。下着姿を披露するが、嬉しくない。わかってないなあ。エロ演出皆無だから人気が出たのに。シスターがヤクザの跡目を継ぐ。こんな設定のどこが面白いんだ。陳腐で退屈。かたせ梨乃の裸はちょっと嬉しかったが、評価が上がるほどではない。
悦ちゃんは全盛期が邦画底辺期に重なって気の毒だ。今ならもっとふさわしい作品が作れただろうに。★
『花くらべ狸道中』(61) 監督:田中徳三
新助狸(勝新太郎)と雷吉狸(市川雷蔵)が、分福党の独裁を阻止するため、阿波の狸王国から江戸を目指す。
有名な弥次さん喜多さんに扮した珍道中が始まった。京都・三島・桑名と土地の名物にちなんだ歌と躍りが展開する。いや楽しいなあ。「風呂に下駄で入って底が抜ける」など本家ネタもあるが、本作の眼目は何と言ってもミュージカルだ。
雷吉を慕うたより(若尾文子)が後を追い、分福の娘きぬた姫(中田康子)は女に弱い新助を誘惑して罠にかける。舞台劇のような奥行きの無いセットにかえって味わいがある。お月様を拝むと願いが叶ったりするメルヘンな展開は心が暖まる。最後は松竹歌劇団と出演者全員の豪華絢爛な狸ダンスで締めくくる。スケールでは前作に及ばないが、やっぱり狸ミュージカルは最高だ。★★★★
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