いよいよラストだ。
『新座頭市物語 笠間の血祭り』(73) 監督:安田公義
25作目。シリーズ最終作だ。80年代のリメイクや勝新太郎以外の俳優が演じた作品もあるが、とりあえずこれで打ち止めにする。北野武版は観ている。
市が里帰りして、乳兄弟のお美代(十朱幸代)に会う。江戸で出世した新兵衛(岡田英次)が年貢の肩代わりをして英雄扱いされているが、採石場の利権を独占するための企みだった。
故郷を訪ねる話は二回目だ。プロットや殺陣にも新鮮味がない。女スリ(横山リエ)が率いる半ぐれ集団が、70年代らしい無軌道な若者として描かれる。時代劇でそんなものを見せられても困るんですけど。
痛快剣劇が時代に合わなくなった。寂しいけど、ある意味で幕引きにふさわしい一作だった。★★★
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