BJさんに借りた「メイドインアビス」を見始めたら止まらなくなり、日が変わってしまった。今日は二本書きます。まず帰国便の中で読んだ本のレビューから。
・タイタン(2020) 作:野崎まど
最高のAIタイタンのお蔭で人類は労働から解放された。だがタイタンの分体の1つコイオスがノイローゼになってしまった。心理学者・内匠がカウンセリングを担当する。コイオスはアメリカに住む仲間のフェーぺを訪問したいと言う。
ディストピア小説は山程あるが、本作は一種のユートピアが舞台だ。AIの心理分析というから難解な形而上の説明が続くのかと思ったら、その部分はあっさりしている。身長千メートルの巨人として具現化したコイオスと人間チームの旅路が中心で、普通にSFとして面白い。
これは未来の神話なのか。作者には珍しく明るいあっさり味で、深みもある。いい作品だ。★★★★
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