『流れる』(56) 監督:成瀬巳喜男
芸者置屋を舞台にした女性映画。山田五十鈴が女将で女中に田中絹代、山田の娘で芸者デビューはしたが性に合わず止めてしまった娘が高峰秀子。三大女優揃い踏みとのことだが、田中と山田の両御大は、レトロ映画ファンの私でさえ馴染みがない。戦前の大物という知識しかない。
遠縁の男で姪の扱いについて難癖つけてくる男(宮口精二)がやや大きな役で、あとはひたすら女同士の芝居だ。メリハリに乏しく退屈きわまりない。たまには外れもある。
成瀬監督の作品を先に見ておいて良かった。本作が最初なら、自分に合わないと思い込んで他のはスルーしただろう。★
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