mixiユーザー(id:2615005)

2024年05月05日19:57

105 view

『喜びも悲しみも幾歳月』(57)

『喜びも悲しみも幾歳月』(57) 監督:木下恵介
幼児のころ意味もわからず「おいら岬の灯台守りは」と最初のフレーズだけ覚えて歌っていた。一度聞いたら忘れられないメロディのテーマ曲は、木下忠治の作詞作曲だ。監督の弟である。こんな話だったのか。世紀を越えて本物に出会えて感無量だ。

昭和7年、きよ子(高峰秀子)と四郎(佐田啓二)の新婚夫婦は、観音崎灯台にやって来る。仲むつまじく働く二人は北海道小樽に転任する。この当時の灯台は冬になると雪に閉ざされてまるで陸の孤島だ。次は一転して南端の大島。日本全国の灯台をロケで巡る。さながらロードムービーである。夫婦は1男1女に恵まれ、様々な人との出会いと別れを繰り返す。
太平洋戦争末期には灯台も空襲の標的となり、殉職者が出ている。初めて知った。航路の安全を守る重要な仕事を勤めながら歳を重ねていく夫婦がじっくり描かれ、見ごたえのある人生ドラマとなっている。ラストシーンは感動的だ。やはり船は飛行機にはないロマンがあるな。

本作のヒットは各方面に影響を与えた。「鉄腕アトム」にロケットに進路を示す人工衛星の職員の子供が出てくる。宇宙時代の灯台守だ。「フータくん」にも灯台の話があったような。たぶん他にもあるだろう。★★★★
3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2024年05月>
日 月 火 水 木 金 土
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031