世界最大のスケールを誇るニューヨークブックフェアの様子をたたき台に、多くの在米ブックセラーズ〜それは蒐集家であり、古書店主であり、書物ディーラーであり、有名・無名・伝説の人物問わず本を愛してやまない存在〜にインタビューを試みたドキュメンタリー。あえて合わせたのか、きょう4月23日”世界 本の日“の公開。
日本における古本屋といえば、無愛想でひと付き合い下手な人種のイメージ。ところがここに登場する書物愛好家は、誰もみなひと当たりがよく饒舌。古書好きに共通するあるファッションアイテムが語られ思わずニヤリとするも、実際のところインタビュイーたちの装いは、地味なようでいてけっこう個性的だったりするから面白い。
本という小さな対象物がテーマだけに仕方ない部分もあるけれど、多くの書物であふれる本棚を背景にしたインタビュー場面の繰り返し、結果的にやや起伏のない作品になってしまった印象もあり。中盤に登場する、お宝鑑定番組でMCを務めるチャーミングな女性TVタレントをナビゲーターに起用しても面白かったのではと思ったり。
本好きたちの口から、書物に関した含蓄のあるアフォリズムが次々と語られるのは、さすが日々活字に向き合っているひとたちゆえの豊かさだと納得。そして一冊の本を、あと書きいやいや奥付まできっちり読まれるようなかたは、けっしてエンドロールのあいだに席を立たないように。最後に意外なひとの名前が登場しました。
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