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2021年04月05日15:15

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「時間〜TIME BOWIExKYOTOxSUKITA 鋤田正義写真展」@美術館「えき」KYOTO

まるで地元民のひとりであるかのように、京都の街に溶けこむデヴィッド・ボウイ。そのすがたを美しく撮り続けた鋤田正義。この40年間、断片的に味わってきた“BOWIE in KYOTO”の集大成というべき写真展。鋤田氏とボウイの言葉がまれに引用されているだけ、余分なキャプションのないシンプルな展示が続いていく。

鋤田氏はかってボウイとともに訪れた街角を再訪、現在のすがたを同じアングルに収めるとともに、いまの京都市内各所も実に美しくとらえている。もしボウイが存命で撮影に同行していたら、はたして彼はそれぞれの風景にどのように溶けこみ、鋤田氏はそれをどのように切り取ったのかと想像するだけで楽しくなってくる。

ボウイファンにはすっかりおなじみ、阪急電車や古川町商店街はもちろんのこと、正伝寺もきっちり登場。鋤田氏がとらえた石庭は紅葉の季節、私も同じアングルで何枚も撮っているのに、どうしてこうも美しさに違いが出るのか。それは苔寺(西芳寺)に関してもしかり。どうやったらあの苔むす庭がこんな繊細に表現できるのかと。

あと京都の街を彷徨った日のボウイのカジュアルシューズが、私がこの日たまたま履いていたのと同じデザインのモカシンタイプというどうでもいいことを発見。まあファンというものはこういうささいなことだけで妙に嬉しくなるものなのです。会期は5月5日まで、名残り桜と新緑のはざま、古都探訪のついでにでもぜひご覧ください。
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