マジミラ疲れでボーッとしてる間に、ミクシンフォニーの事前受付が終わっていた。マヌケだなあ。昨年も盛況ではあったが満員札止めではなかったので、ふつうの申し込みで買えるだろう。11月29日東京は来週から受け付け開始だ。気になるのは11月17日大阪だ。「事前予約終了」と書いてあるだけで、正式販売の情報は無し。まさかもう完売か?
だいたいこのスケジュールは、私には無理すぎる。間が12日間も空いたら、連続参加という感じではない。かといって二回往復するにはスパンが短すぎる。今回はどちらかひとつでいいかなあ。東西で曲を変えるらしいので、両方とも行きたいのだが。
SF読書継続中。
・サンドキングズ(81)作:ジョージ・レイモンド・リチャード・マーティン
七編入り短編集だ。ヒューゴー・ネビュラダブルクラウンに輝いた表題作が出色の出来だ。受賞結果は信用できないものだが、本作は例外である。
珍奇な宇宙生物の収集が趣味のサイモンは、大型の蟻に似たサンドキングスを買った。群体として高度の知能を持つらしい。おまけに飼い主を尊敬するという特色を持つ。砂と小石を入れたガラス箱に入れて眺めていると、体色に分かれて国を作り始めた。小石で築いた城砦の壁には、サイモンの似顔絵がレリーフされている。餌をくれるサイモンは、神としてあがめられているのだ。
これで満足していればよかったのに、サイモンは刺激を求めて戦争を強要し、客を集めて賭けを始める。悪趣味な金持ちが不健全な遊戯に浸って身を亡ぼす。古典的と言ってよいプロットだが、過程と結果がSF的想像力に富んでいて、とてもスリリングである。オチが秀逸だ。
それ以外に印象深い作品は、
『ビターブルーム』雪と氷に閉ざされた世界に夢はあるのか。夢しかないのか。
『<蛆の館>にて』二つの文明が衝突する話なのだが、舞台は朽ちた廃屋の上と下である。蛆やら蜘蛛やらがひしめく地下道の冒険は、不快さゆえに心に残る。
『ファスト・フレンド』恋人がプラズマ生命体になった。主人公は慰安用クローン女と冴えない本物の女を伴って、彼女を探し求める。魅力的な人外娘が二人も登場する。この時期はまだオタク文化はそれほど渡来していなかったと思うが、萌え視点で眺めると王道にも見えるし逆説にも思える。
『スターレディ』ガラの悪い宇宙港で、ポン引きや売春婦が活躍する。宇宙時代のミッキー・スピレインか。主人公はヒーロではないし、結末の投げやりさが80年代的だ。
期待にたがわない佳作ぞろいだった。★★★★
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