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2015年07月21日21:14

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「パウダー」白ぱんつ/野��まど五冊目ついでに眉村卓

フォトフォト
貴重な冬服「パウダー」の白ぱんつです。

・まぼろしのペンフレンド 作:眉村卓
児童向けSFを読むついでに本書も読んでみた。前からタイトルが気になってたので。
66年の作、ペンフレンドて懐かしい言葉だなあ。
大人向け作品で好みに合わない作家は、ジュビナイルも今ひとつだ。当たり前の事実を確認しただけ。中盤まで間延びして退屈な上に、後半の展開が唐突すぎる。
アンドロイド少女が登場するが、これでは萌えられない。いや、萌え小説でないことはわかってますけども。★★

野��まど五冊目、こちらが本命だ。タイトルが偶然にもフレンドつながりだ。

・パーフェクトフレンド(11)
小学四年生の理桜は友だちの「ややや」や柊子(ひいらぎこ)と共に、不登校少女さなかの家へプリントを届けに行く。さなかは大学の過程を終えた超天才少女だった。確かに勉強を目的に小学校へ行く意味は無い。だが、学校生活はそれだけではないはずだ。さなかは理桜の説得で登校するようになったが。

魅力的なキャラクターを通してひとつのテーマを深く掘り下げるのが、野��まどの作風だ。これまでの4作でいうなら、
1.アムリタ 映画とは何か。
2.お面の女 本作だけは中心テーマがない。
3.死なない生徒 生命とは何か。
4.小説家の作り方 小説とは何か。
1と4は、創作の本質がテーマともいえる。
本作のテーマは、「友だち」である。さなかと三人組の交流を通して、様々なアプローチで「友だちとは何か」が語られる。さなかの開陳する考察はあまりにも論理的で、うっかり信用しそうになった。作者はバリバリの理系思考ができる人だ。
優等生の理桜・子供っぽい「ややや」(これで本名)・気が弱いため被害者になりがちな柊子の個性豊かな三人組は、実によくキャラが立っている。彼女たちがある種のコミュ障人間さなかと絡むことで、濃密な爆笑ドラマが生まれる。

これだけでも日常漫画やアニメそこのけの面白さだが、作者がそれだけで済ませるわけがない。驚愕のサプライズのあと、別次元の展開になる。結末が消化不良かと思ったが、最後の2ページである事実が明かされ、納得した。
発表順に読んで良かった。絶対にデビュー作から順に読むことをお勧めします。★★★★★


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