Xで高市下ろしデモのニュースを見ていたら、何時間でも経ってしまう。架空の政治団体のノボリがセンスありすぎ。「猫のお腹を愛でる会」「映画をもう1本見たかったけど、ヤバそうなのでデモに来た」「トッケピの花嫁連合」「本日千秋楽」何てのもあった。ネトウヨには1ミリも存在しない知性とユーモアに溢れている。いま行われているのは右対左ではない。低能対教養の戦いだ。
『大番』(57)監督:千葉泰樹 原作:獅子文六
昭和2年宇和島に住む丑之助(加東大介)は、地主のお嬢様・可奈子(原節子)にガリ版刷りのラブレターを送ったことが問題になり、村に居られず東京へやって来る。株屋の下働きを始めた。先輩の新どん(仲代達矢)と親友になる。
商売人の出世譚などさほど興味ないのだが、仲代達矢が自著の中で本作を思い出深い作品として挙げていたので、見ることにした。しかし新どんは全く癖のない好人物で、誰が演じてもいいようなキャラクターだ。4部作で大ヒットしたらしい。
中居のおまき(淡島千景)といい仲になり、株屋として頭角を現す。引退した大物「チャップリンさん」(東野英治郎)のヒントで大儲けする。このキャラがユニークで味わい深い。
5.15事件のカネボウ株暴落で大損して故郷へ撤退する。ここまでが1部だ。
主人公のギューやんはデブの大食いで女好きという俗物だが、気前がよく憎めない人柄である。展開が早いので面白く見られる。少年時代の貧しい農村生活が心に残る。芋や雑穀で作る「かんころ飯」が不味そうだ。




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