何かと話題の長寿漫画と言えば、キングダムとワンピースだ。
ワンピースはワノ国の途中で挫折した。キャラが多すぎて戦闘が間延びして、面白くない。その後も気になって何冊か読んだが、もっとひどくなっている。重要でもない人物の回想に何冊も使うなんて、正気の沙汰とは思えない。引き延ばしをやり過ぎて、作者もどうすれば畳めるのか分からなくなってるんだろ。というか、この漫画ちゃんと完結するのか。
劣化の激しいワンピースに比べて、キングダムは78巻を数えても、まだテンションが落ちない。ジャンルが違うけど、なぜこっちは面白いのか。
1.主人公がブレない。将軍になっても、棒を振り回していた小僧の頃と志は同じなのだ。
2.キャラ造形が誠実である。みんな魅力的で、言動が終始一貫している。
3.プロットがしっかりしている。始皇帝の覇業がテーマなのに二十年かけてやっと韓を滅ぼしただけ。あまりのスローペースに文句を言う人もいるようだが、あれだけ面白ければ文句はない。
黒羊丘は史実に無いし、キョウカイが暗殺者一族というのは架空の設定で、河了貂も実在しない。でも絶対にいた方が漫画として面白い。
4.じっくり描くので長くなっているが、「ここはいらない」という冗長な部分がほとんどない。重要人物の過去に触れることはあっても、大抵数ページか長くても数話で本筋に戻る。だから読みやすくて飽きないのだ。
朱海平原篇16冊は初読のとき長すぎると思ったが、改めて読むとしっかり充実している。間延びなんかしてない。
ワンピはもう諦めたけど、キングダムは死ぬ前に完結を見届けたいものだ。
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