昨日新しい眼鏡を受け取った。軽度の乱視のみだが、やはりあったほうがいいな。世界が鮮やかに見える。
「人間一生図巻」(2025) 作:いがらしみきお
もう一冊。出たばかりの本だ。山田風太郎の「人間臨終図巻」にインスパイアされたとか。風太郎も読んでいるが、本書の方が面白かった。
歴史に名を残さない人物の生涯を1人8ページで追う。地域も時代も異なる20人の出生から死までを描写する。第1話は数分しか生きられなかった赤ん坊。それも一生には違いない。第2話は物に名前をつけた原始人の話だ。他に予知能力がある男や引きこもりで三十代で死んだ男、美人であるため生涯をストーカーに怯える女性などが印象に残る。
鉛筆のラフスケッチみたいな描線が似合っている。人間の生涯ってこんなに変化に富んでるのか。本書は絵で書いた文学だ。驚くべき業績の持ち主であることは知っていたが、本書は更なるステージに進んだような。何度でも読み返したい。★★★★★
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