梅田のTジョイ梅田という映画館に来てます。「ミッキー17」と「ゴーストキラー」の二本をハシゴする予定だ。ところが諦めていた九龍城塞をやってるではないか。予定を追加して三本ハシゴを敢行する。
まず早朝一本目。
『ミッキー17』監督:ポン・ジュノ
信頼のポン・ジュノが脚本と監督と来ては、面白いに決まっている。予想を上回るテンションだった。
底辺男ミッキーの仕事は、死ぬこと。プリント技術で何度もよみがえる。最低の更に下の身分で、死にかけて苦悶するミッキーを誰も気にしない。そこが最もムカつく。凍てつく異星で毛の生えたダンゴ虫みたいなエイリアンを相手に痛そうで寒そうなアクションが連続する。痛みを感じる活劇は、韓国人のお家芸だな。アメリカも日本も真似できない。格差のデストピアなのに、不快感を感じないのが凄い。センスいいなあ。
プロットの捻りが知的で、実に好みでした。★★★★★
パスタの昼食後、二本目。
『トワイライトウォリアーズ 九龍城塞圓城』
監督:ソイ・チェン アクション監督:谷垣健治
80年代の香港、大陸からの越境者・陳洛軍(レイモンド・ラム)は黒社会のボス(サモ・ハン)とトラブルを起こし、追われる。追跡から逃れるため、九龍城塞に逃げ込んだ。その地を仕切る龍兄貴(ルイス・クー)の庇護を受けて平穏な生活を送ったのも束の間、大ボスたちが洛軍の命と城塞の利権を狙って動き出す。
吹き替えではなく広東語で見た。久しぶりにどっぷり香港映画に浸ることができた。理解できないけど、やっぱり香港映画は広東語のリズムが合うなあ。
啓徳空港の時代に香港にしょっちゅう行ってたので、懐かしい。今は無き九龍城塞をセットとCGで見事に再現してくれた。ノスタルジーだけでなく、ノンストップのアクションはしっかり現代エンタメになっている。違法建築を舞台とするバトルは、狭さと汚さがリアルな迫力を産む。CGのせいで飛行機が落ちようが客船が突っ込もうが、特に感動しなくなった。安普請セットで身体を張ったアクションが、とてつもなく新鮮だ。
王九(フィリップ・ン)の化け物ぶりが嬉しい。倒しかたもナイスだ。ああ、見れて良かった。★★★★★
三本目。
『ゴースト・キラー』監督:園村健介
高石あかりに殺された殺し屋の幽霊が取りつき、コンビで組織と戦う。悪くはない。単独で見れば普通に面白い。でも、高石あかりでアクションなら、嫌でも「ベイビーわるきゅーれ」を連想する。ベイビーの劣化版に見えてしまう。
おまけにポン・ジュノと本気の香港映画という大物に続けて見たので、最も印象が弱い。★★★
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