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2024年11月16日04:07

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『座頭市喧嘩太鼓』『座頭市あばれ火祭り』

フライトまで時間があるので、あと二本レビューしておきます。
『座頭市喧嘩太鼓』(68) 監督:三隅研次
19作目。大映製作の最終作である。
市が珍しく博打で負けて簀巻きにされる。簀巻き状態で自力で切り抜けるのが凄い。馬に乗って追跡するも、コントロールできず落馬する。危ないなあ。

ラスボス浪人・柏崎を演じるのは、喜八映画の常連・佐藤充だ。あまり個性を感じないのが残念。調子いいけど誠実な新吉(藤岡琢也)と市がバディになる。信頼に足る男はめったに出てこないので、新鮮だった。
麗しのヒロインは三田佳子。達磨落としの屋台でへドリアン女王の蘇我町子が出演している。定番の面白さに加えて新機軸もあり、楽しめた。このあとは勝プロ製作となり、東宝配給になる。★★★★

『座頭市あばれ火祭り』(70) 作:三隅研次
20作目『座頭市と用心棒』(レビュー済み)を経て、本作が21作目。日本中のヤクザを支配する闇公房(森雅行)が登場する。唐突な小池一夫ムードだが、プロットがかえってチャチになったような。見せ場だけを繋いだ感じだ。妾市場という名の奴隷市が出てくる。あまりに無茶な設定はリアリティを削ぐ。同性愛者の梅次(ピーター)が市に惚れる。女性ファンは喜ぶのかな。そうでもないか。強敵ポジションは、仲代達矢だ。売られた妻を人身売買団もろとも斬り殺し、市を疑って襲いかかる。ひどい設定だが、ユニークではある。

池の中央に作られた舞台に市が誘われ、火がつけられる。本物の炎を用いたアクションはかなりの迫力だった。局所的には見所もあるが、ストーリーが無茶すぎる。★★★
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