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2024年11月02日23:18

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新東宝『スパイと貞操』

『スパイと貞操』(1960) 監督:山田達夫
1941年の日本。憲兵隊とスパイ団の戦いを描く。憲兵と言えば嫌われ者の代名詞だが、新東宝の憲兵はまっとうな秩序の守護者である。警察物の刑事みたいな立ち位置だ。視点によってはそうなるだろう。

海軍に勤める事務員の絹子(三田泰子)に貿易会社の山野(細川俊夫)が近づく。山野はスパイだったが、本気の恋愛に発展する。ベタではあるが、メリハリの効いた脚本で盛り上がる。万里昌代が女スパイをがっつり演じてくれる。男装がかっこいい。下着姿で拘束され、拷問される。あと本筋には絡まないが、黒岩三代子という歌手がクラブで歌を披露する。なんと団鬼六の妹らしい。思わぬところで馴染みの名前が出て驚いた。けっこう美人である。ああいう作家が兄貴とは、どんな気持ちがするんだろう。★★★
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