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2023年12月13日07:46

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十二月大歌舞伎

今日はミクと化け猫の第一部を見てから大阪に帰ります。昨日の感想を書いとこう。

・十二月大歌舞伎
第一部 「旅噂岡崎猫」(たびのうわさおかざきのねこ)
旅の夫婦が一夜の宿を頼む。その家の老婆は、化け猫だった。仲間の猫を二本足で踊らせたり、行灯の油を嘗めたりする。正体を現した猫のライカンスロープは愛嬌があって怖いというより可愛らしい。

「今昔饗宴千本桜」(はなくらべせんぼんざくら)
お馴染みの演目である。今回は青龍の使者たちが初音の前(中村蝶紫)を訪ねてくる場面が追加されている。躍りもあるが、このパートにはミクは出演しない。
後はだいたい同じ。獅童さんの次男・小川夏幹くんが長男・陽喜くんと共に出演する。
最後は桜吹雪の中、ミクと獅童ご両人の宙乗り。何度見ても燃えるなあ。

1時間ほどの演目が二本セットで1部を構成する。

第二部「爪王」
原作は動物文学の巨匠・戸川幸夫だ。鷹匠が鷹を使って狐を討ち取る。動物が擬人化されている。こんな表現もあるのか。鷹を演じた七之助の美しさにうっとり。

「俵星玄蕃」
そば屋に扮した赤穂義士と、槍の達人ながら酒好きが祟って浪人中の男のドラマである。残念ながら忠臣蔵自体が嫌いだ。逆恨みテロリストにしか思えない。芝居は密度が濃く緩急があって、なかなかの見応えだった。

第三部「猩々」
海に住む神獣が人間との酒宴を楽しむ。猩々は山の妖怪だったり海に住んでいたり、様々な解釈がある。酒好きというのが共通点だ。

「天守物語」
泉鏡花原作。姫路城の天守閣に妖怪たちが住んでいる。
富姫(七之助)と亀姫(玉三郎)の美女妖怪二人が人間の生首を眺めてはしゃぐ。この世の物ならぬ怪しさに胸がざわつく。獅童さんが亀姫の眷属・朱の盤坊なる真っ赤な顔の妖怪を演じる。このキャラは鬼太郎の「朱の盆」の元ネタかな。

人外ネタが多くて、楽しかった。やはり来て良かった。
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