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2023年11月26日23:01

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映画と本屋/『ミステリと言う勿れ』

「プリキュア」と「ミステリ」を上手くハシゴできた。日本で盛り上がっているのを指をくわえて見ていたので、上映に間に合って良かった。ヒットしたおかげだ。映画の合間に本屋を二軒巡り、愛読漫画と吉村昭「大黒屋光太夫」「アメリカ彦蔵」を入手した。特に大黒屋はアマゾンでも売り切れていたので、嬉しい。大型書店では時々こういう発見がある。映画は両方とも大当たりだった。

『ミステリと言う勿れ』監督:松山博昭
原作もドラマも大好きな作品だ。複雑でボリュームがありすぎるためドラマ枠からはみ出したエピソードを映画化してくれるなんて、最高だ。見逃したら生涯悔やむところだった。それにしても菅田将暉の久能くんはよく似合ってるなあ。この役者あっての本作だ。田村由美の漫画はアニメより実写向きだから、素晴らしい企画だと思う。
久能整は旅行先の広島で女子高生に依頼され、旧家の遺産相続争いに関わることになった。「わっ、犬神家だ」に笑った。代々相続のため殺しあってきたというおぞましい一族に、奇怪な遺言状と四つの蔵の謎解きが絡む。骨肉の争いと思わせて、フェイクや誘導が仕込まれている。見事な構成だ。
二転三転する事件の行方は、初見では予測不可能だろう。おぞましい殺人の過去はあるが、久能は今から起こりうる悲劇をことごとく回避して見せる。真の名探偵とは彼のことだ。柴崎コウはケンのあるオバサンとして登場するが、話が進むに連れて本来の美人に見えてくる。

展開もキャストも最高。★★★★★
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