読書日記を二冊。
・反戦川柳人 鶴彬の獄死 著:佐高信
万歳と上げた両手を大陸に置いてきた
戦争中に反戦川柳を書き続け、獄死した人の伝記だ。
川柳にも抵抗をテーマにした人がいたのか。興味深い黒歴史を学べたのはありがたいが、著者が自分の主張ばかり並べ立てるので、何の本かわからなくなる。
肝心の川柳が数句しか収録されていないのが物足りない。百句くらいは読みたかった。★★★
・ダブル・ダブル(1950) 作:エラリイ・クイーン
ライツヴィルものの四作目だ。
病死や自殺に始まって、事故や行方不明で人が消えていく。途中まで何が起こっているか、まったくわからない。連続殺人か単なる不幸の連鎖か。モチーフはマザーグースの見立てである。
野生の文学少女という面白いヒロインが登場する。エラリイがヒギンス教授ごっこをする。世が世なら、この子は萌えキャラと呼ばれただろうか。
サスペンスも謎解きも良い出来だ。★★★★
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