十周年ということで、あちこちでイベントが開催された。本家マジミラ17が過去最大の盛り上がりを見せたのは、日記に書いたとおり。記念アルバムも出ている。もちろん全部購入して聞いた。ビジュアル系で嬉しかったのは、大型十周年本が二冊も出版されたことだ。
・mikulife 作画:KEI
ミクのビジュアルを世に送り出したKEIさんのイラスト集だ。ああ、安心する。
iXimaミクがいかに美しかろうと、さんぱちやのくはしのミクがいかに可愛かろうと、本家に勝るものはない。ミク廃にとっては故郷の山河のようなミクさんがずらり。
ミク成功の原因は、画期的な技術が時代のニーズに合ったからだ。が、パッケージにKEIさんの絵がなければ、絶対にここまでの成長はあり得なかった。
それほどにミクの基本デザインは秀逸だ。
シルエットだけでキャラを特定できる長大なツインテール。
萌えキャラにふつうは使われない緑・黒・灰色といった地味な色で構成されている。
女性に反発されるようなエロ味はないが、ミニスカートとワキが露出するノースリーブは充分にセクシーである。
歴代雪ミクやマジミラミクだけでなく、見逃しがちな過去コラボのイラストが満載で、資料的価値は高い。なにより眺めているだけで幸福になれます。★★★★★
・初音ミク 10th Anniversary Book
ミクの代表曲をボカロPのコメントと共に紹介する。持ち歌数十万曲のミクさんだから完全網羅とはいかないが、この十年の動きをざっと俯瞰することができて便利だ。
「俺の好きなあのPが載ってない!」と怒る人もいるだろうが、紙数に制限があるので仕方ない。でも、みきとPとアゴアニキがいないのは許せん。あ、いや全員は無理ですね。わかってます。
圧巻は92人の絵師が参加した10周年記念イラストレーションだ。多種多様なミクさんが百花繚乱の愛らしさを競う。みんな個性的で、それぞれに魅力的だ。でも、全員ミクさん。今までにこんなキャラクターがいただろうか。たとえば有名な漫画のキャラを他の漫画家が真似して描くことはできる。でもそれは単なる真似であって、本物ではない。
ミクは描き手が「ミクだ」と宣言したとたん、ミクになる。すべてが本物のミクだ。
動画デザイナーのTdaやあにまさの絵に感激した。この名前は人名だったのか。何かのシステムの略称かと思っていた。失礼しました。
おまけCDもついていて、お得だ。ミク好きなら必携の名ムックである。★★★★★
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