mixiユーザー(id:2615005)

2017年02月02日23:33

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明日から札幌/『銀色の恋人』

相棒が到着した。明日から札幌旅行です。雪祭りの日程を勘違いしていて、変な予定になってしまった。この土日はまだ祭りが始まっていない。でも雪ミク電車・ノルベサ観覧車・カラオケ雪ミクルームなどはやっているので、先にそっちを回ります。

・銀色の恋人(81)作:タニス・リー
少女がアンドロイド美男子を愛する。設定が設定だし、いかにも昔のジュニア小説(死語。少女向け小説のこと)ぽい文体に、尻がむずがゆくなる。いい年した男が読むものではない。私はアンドロイドとロボットが主要テーマの作品は目を通すことにしているので、我慢して読んだ。

ギターをひく美男子ロボットというキャラが「千年の独奏歌」のKAITOを連想させる。ますます居心地が悪い。あの曲のPさんは本書を読んでるのかな。
評価すべき点がひとつある。ヒロインと母親の争いが物語に大きく影をおとしているのだ。私が現代のラノベに不満を抱く原因のひとつが「親の不在」である。十代の子供は、先進国ではたいてい衣食住を親に頼るスネかじりだ。親の存在は絶大だ。友人よりも恋人よりも。ほとんどのラノベには親が出てこない。いっさい文句を言わず金銭だけ与えてくれるなんて、そんな都合のいい話があるわけないだろ。
本作の母親はとても厳しく、家出した娘のカードを止めて一文無しにする。これが本当だ。十代の若者がことを起こす場合、愛だの恋だのいう以前に最大の障壁となるのは、生活を保障してくれている親である。作者は母親と娘の相克という深いテーマを提示したのだろうが、私はそれ以前に生活上の真実に向き合った点を評価したい。

ストーリーは起伏が激しく、少女目線の生臭ささえ我慢すれば、なかなか読ませる。が、終盤にのけぞるような珍展開が待っていた。SFであることを放棄したというか、最初からSFじゃなかったのか。こういう結末を許容できる人だけが読むべきだったのか。罵倒する気にはなれないし、もちろん絶賛には値しない。評価は普通にしときます。★★★
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