

これも東京で買ったプライズ品。雪ミクでもDIVAモジュールでもなく、オリジナル冬服だ。
漫画的に大口開けたところがかわいい。
・最も危険なアメリカ映画(16)著:町山智浩
政治や社会問題からの視点でアメリカ映画を読み解く評論集だ。映画は強力なプロパガンダの手段となりうる。映画の政治利用というテーマで語られるのは、きまってナチスや共産圏の宣伝映画に限られる。だが、映画王国アメリカの映画に思想統制の意図がないはずがない。気づかないふりをしているのか、ハリウッド盲信のあまり本当に気づかないのか、こういう視点でアメリカ映画を語った本はめったにない。毒のある強烈な内容である。町山氏にしか書けない映画評といえるだろう。
KKK団を復活させてしまった人種差別映画「国民の創生」や、戦略爆撃の重要さを説いて日本への無差別爆撃の遠因となった《ディズニー映画》「空軍力の勝利」などの話はショッキングだ。
最も衝撃を受けたのは、「フォレスト・ガンプ」である。素直にお上にしたがうアホウが権力者に愛されるのは当然だが、ここまで露骨な思想統制の意図が隠れていたとは。ボンヤリ見ていたので気づかなかった。本書の大半は同意できる内容だが、「バック・トゥ・フューチャー」に対する批判は、深読みしすぎでは?という気がする。あれは単純な毒にも薬にもならん娯楽作だろう。
疑問点はそのくらいで、映画を通じて近代アメリカ史を学べる良書といえる。★★★★
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