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2016年12月27日22:04

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創元文庫の表紙/『テラの秘密調査官』

以前書いたように「冒険の惑星」全四巻を読み終えた。表紙がちょっと面白いので紹介します。
フォトフォト
左が1と3、右が2と4。左のほうが最初に出たバージョンだ。シリーズの番号が入ってるだけで、副題はついていない。おまけに背景の色が違うだけで、同じイラストだ。投げやりだなあ。それだけではない。美女の背後にいる怪物は、たぶん本作に登場する非ヒューマノイド種族だろう。問題は金髪で足が毛深いケモノ系美女だ。こんなキャラ、出てきませんよ。絵師は内容を知らずに描いたな。
2巻のおっぱいを見せている女性はヒロインである。こんなシーンがあるのかな?と期待していると、おっぱいどころではなくもっとひどかった。

・テラの秘密調査官(62)作:ジョン・ブラナー
その惑星では、翼竜の王を狩った者が一年間の統治権を手にできる。最近科学兵器を持った男が競技に飛び入りし、王になってしまった。しかも地下資源目当てに圧政を敷いているという。銀河連邦は女性調査官マッダレナを現地に派遣する。

クロニクルに「読む気の萎える題名に騙されるな」と推奨されていたので、読んでみた。たしかにベタなタイトルからは想像もできないほど充実した内容だった。
展開が速いのなんの、めまぐるしく舞台が変転する。社会からの落伍者を世話する聖堂とか、巨大翼竜の意外な生態とか、SFらしいガジェットにも不足はない。物事がうまく運びすぎるという気もするが、娯楽作にこんな突っ込みをするのは野暮だろう。結末のしみじみした余韻も上出来だ。エンタメ系宇宙SFの佳作である。★★★★
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