mixiユーザー(id:2615005)

2016年12月25日22:59

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メリクリ、何がめでたいかわからないけど。マティスンの『吸血鬼』

何がめでたいかわからないけど、とりあえずおめでとうは言っておきます。
唯我独尊オタクをやっていると、盆も正月も関係ない。ましてクリスマスなんて、正当なキリスト教の祝日ですらない。聖書を隅から隅まで読んでも、「白いひげのおじさんがプレゼント持ってくる」なんて話はどこにも出てませんよ。親子で殺しあう話や近親相姦の話は出てくるけど。近代になってから儲けたいやつが勝手にでっちあげたのだ。

クリスマスの写真をアップしたかったが、うまくいかないので明日にします。とりあえず読書日記を。

・吸血鬼(54)作:リチャード・マティスン
主人公は住民全部が吸血鬼になってしまった町で、孤独な戦いを続ける。

吸血化の原因が微生物(バチルス)だということを確かめるあたりは、かなり読み応えがある。本作は吸血鬼を現象としてとらえ、SF的に料理した最初の作品ではないだろうか。日本の漫画「少年の町ZF」とか藤子Fさんの短編とか、類似作品は数あるが、年代から推察してたぶん本作が嚆矢と思われる。
アイデアは斬新でも、作品はあまり出来が良くない。大胆な設定のわりに説得力に乏しいし、プロットも盛り上がりに欠ける。おまけに後味が悪い。が、この悪さは「そうきたか!」という驚きを伴うので、ある意味で見事ではある。最後の数ページでタイトルの真の意味が判明するのだ。原題は、
I AM LEGEND(おれは伝説だ)。しかしこういうのは短編のオチに使うべき技だよなあ。★★★
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