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2016年10月06日22:50

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手塚先生のミクさん/『冒険の惑星』��

フォトフォト
「コッペリウス」公演に際して、手塚プロが提供した初音ミクのイラスト。いかにもな気がする一方、手塚先生ならもっと可愛らしく描くような気もする。こればかりはもはや実証不可能だ。メインキャラではないけど、鉄腕アトムがロボットの活躍ぶりを紹介する場面で、「ロボット女優のXXは息遣いまで人間そっくり」というシーンがあった。人造歌手というテーマなら、大喜びで描いてくれたことだろう。ミクライブを見せて感想を聞きたかったなあ。

本日のアーケードは「こっち向いてbaby」NORMALでパフェ。やっとこさ800ポイントに達した。もう少しで水着が買える。ふつうリンとルカなら迷わずルカだが、今回ばかりはリンのほうが黒くてかわいい。迷うなあ。いずれ全部そろえるけどね。

・冒険の惑星�機�68) 作:ジャック・ヴァンス
本国では主人公の名をとってアダム・リース シリーズと呼ばれている。インパクトが弱いので「冒険の惑星」というタイトルを冠したのだろう。捻りのない題だが、内容をよく表している。

惑星チャイに不時着した偵察要員アダム・リースは、紋章人の虜囚となる。チャイはいくつもの異星種族や原住民が入り混じって争う物騒な世界だった。地球に帰還するため、リースの冒険が始まる。
ディルディル・チャッシュ・ワンフという三種類の異星人が暮らしている。すべて非ヒューマノイドだが、奇怪なことに人間の奴隷を連れている。彼らは十万年前、原始時代の地球から拉致された人々の子孫なのだ。それぞれディルディル人(マン)チャッシュ人(マン)と呼ばれる。英語の
manは「人」以外に「部下」という意味もあるから、SF的洒落なのだ。紋章人・沼地人・灰色人など異星人に隷属しない人間種族もいる。さらにプニュームという原住知的生命も存在する。

複雑怪奇な背景だが、ストーリーは一直線でわかりやすい。圧倒的なエキゾチズム(異星情緒)にのめり込んだ。ユニークなアイデアが惜しげもなく投入される。それに加えて展開が早いのなんの。長編五冊分くらいの冒険がわずか260ページの本一冊にギュウギュウに詰まっている。
反ジェンダーの象徴ともいうべき「女人秘教」がすさまじい。若さと美しさを憎むブスの集団で、美女と若い男性を火あぶりにして喜ぶ。今こんなもの書いたら、えらいことになる。リースは美女「キャスの花」を狂信者の手から救う。典型的なヒロインと思いきや、そんな生易しい女ではないのだ。ほかには終盤の戦争における戦略に感心した。正反対のタイプの仲間たちもいい。
異なる知性が作り出す異文化、人種間の複雑な対立、冒険また冒険。私がエンタメSFに求めるすべてがここにある。最高点です。★★★★★
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