mixiユーザー(id:2615005)

2016年07月16日23:35

303 view

行き過ぎの隠し味/ブラックウッドのファンタジー

誕生日にチリ産ワインをもらったので、ビーフシチューを作った。わざわざ調理用ワインを買うほど凝り性ではないが、あれば使う。水だけで作るより風味が良くなるのだ。普通はカップ4杯の水に対してワイン一杯を使うが、今回はワイン3杯水2杯にしてみた。出来上がりが酒臭い。ルウがすっぱくて苦い。
二日目にはアルコール分が消えたのか食べやすくなったので、水を加えて煮込み直した。うむ、これでいつもの味だ。旨さの隠し味は少量だからいいんだな。

札幌ミク祭りで買い込んだ本も、これが最後だ。
・王様オウムと野良ネコの大冒険(1929)作:アルジャナン・ブラックウッド
ハヤカワ文庫FTだ。作者は有名な怪奇幻想作家である。たぶん何作か読んでいる。

仲良しのネコとオウムが屋敷を脱走してロンドンに向かう。アクションは少なく、それほどの危険もないので、大冒険というのは看板倒れだ。一匹と一羽が人間を皮肉に観察する。漱石の「猫」のイギリス版といったところか。理屈っぽくて動きが少なく、退屈だ。
巨匠の晩年の作らしい。私見ながら、そういうのは外れが多い。殆どの作家はデビューから十数年間が読みどころだ。クリエイターも劣化する。★★

2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2016年07月>
日 月 火 水 木 金 土
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31