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2016年07月02日23:52

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エトワールちゃん/ヤマザキマリと上原善広

ミライ衣装は等身大になると地味すぎて味気なかったりするが、「骸骨楽団とリリア」のエトワールちゃんはエロかわいい。肌露出が多く、セクシーな衣装だったのに改めて気づいた。
フォトフォト
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読書日記が貯まっているので、片付けていきます。本日はノンフィクションを二冊。

・国境のない生き方(15) 著:ヤマザキマリ
根っからのコスモポリタンにして国際人、ヤマザキマリの半生記だ。
ひとり娘に「いつまでも日本にいるんじゃない。世界は広いんだ」と言い放つ母親も凄いが、14歳でヨーロッパを一人旅する娘も天晴れすぎる。
海外で暮らす私には、手を叩いて賛同したい記述が多い。
「大自然と旅、そして書物」が教育方針だったそうな。たしかにそれだけあれば、人生に大切なものはすべて入ってるな。
元気いっぱいで変てこな少女時代、十代の欧州旅行、イタリアでの芸術村暮らしなどは下手な小説そこのけの奔放さで、大いに楽しませてもらった。栄養失調になるほどの貧窮生活の中での妊娠・出産は、たいへんな苦労だったに違いないが、ネタとして昇華されていて笑えてしまう。「暮しの手帖」「SF」「千夜一夜物語」など、趣味の範疇がかぶりまくっていて、何やら嬉しい。

孤立主義(国家規模の引きこもり)が蔓延する嫌らしい風潮の昨今、すべての人に読んでもらいたい爽快な一冊である。★★★★★

・被差別のグルメ(15)著:上原善広
作者のルポは『被差別の食卓』を読んだことがある。アメリカ黒人やロマ(ジプシー)のソウルフードを調査した興味深い本だった。
本書は日本国内のマイノリティの食を実地調査する。
路地(被差別部落)の食に始まって、アイヌの伝統料理、そして海獣を狩って暮らす北方少数民族の食文化について語る。サハリンに農耕をタブーとする民族が住んでいるとは知らなかった。主流派日本人に呑み込まれてしまったが、日本は元来多民族国家だったのだ。
沖縄の離島でソテツを主食とするという話には驚いた。小学校の教科書に「飢饉のときソテツを食べて中毒死した」という話が載っていた。明らかに「ひもじさのあまり、食べられないものを食べた」というニュアンスだった。今までそう信じていたが、丁寧にアク抜きすればちゃんと食べられるらしい。
最後に在日韓国人と路地の関連に触れる。焼肉屋を定着させたのは在日だが、路地には肉食がタブーだった時代から肉食・内臓食の文化があり、その影響も無視できないという。なるほど。
日本人は、決して一部の人が言いたがるような単一で均質な民族ではない。本書を読むと目のウロコが二、三枚剥がれ落ちる。力作である。★★★★
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