mixiユーザー(id:2615005)

2015年12月15日20:31

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山口貴由の最近作

日本滞在中はアニメ・特撮チェックも大切だが、漫画も現状に追いつかねばならない。ジャンプ系などメジャー漫画はシンガでも入手できるが、マニアックで部数の少ない漫画は、まず無理だ。漫画はあっという間に読み終わって場所をふさぐので、なるべくならマンションでは買いたくないし。

・エグゾスカル零 8巻(完結)作:山口貴由
人類がほぼ全滅した未来。生き残った人々は、到達者と呼ばれる怪物に変身していく。
牙なき人々を守るはずの戦士たちは、この時代にどう立ち向かうのか。

敵を倒すより、意見の違いから強化外骨格装着者どうしが争うほうが多い。何とも陰惨で救いのない話だった。最後まで救いはない。というか、これはそれなりの救いなのか。
結局「自分のやれることを各々がやるしかない」というのが結論だ。まあそうでしょうな。
個々のエピソードには意外性もあるし、重厚な画力に支えられた肉弾戦も見ごたえがあった。
傑作とまでは言えないが、作家性の突出した異色作ではある。★★★★

・衛府の七忍 1巻
異次元SF時代劇と呼ばせていただこう。
大阪夏の陣終了後、家康は豊臣家残党を残酷な手段で狩り続ける。

落武者と共に追い詰められた「まつろわぬ者」たちは、怨身忍者と化して家康打倒のため集結する!・・・のだと思う、たぶん。まだ第一エピソードに続く第二エピソードの途中なので、作品を評価するには早すぎる。でも第一は「サンカ」、第二は「湯女」が重要な役割を果たす。見下され、踏みにじられる者たちの怒りが爆発するーーというのがテーマだろう。
日本に何万人の漫画家がいるか知らないが、山口貴由は唯一無二の濃厚爆裂画力の持ち主だ。水を得た魚のように腕を振るえる設定ではないか。大いに期待したい。★★★★★

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