
ミライ水着のめーちゃん。
本日のアーケードは進展なし。カードもダブリしか出なかった。
・鮫島、最後の十五日 作:佐藤タカヒロ(三巻まで)
スポーツ漫画にはあまり熱心ではないが、タイトルに惹かれて一冊だけ読んだ。
翌日残り二冊を買いに走った。いやあ面白い。
体重が百キロしかない鮫島が、幕内で相撲を取る厳しさ・恐ろしさが痛いほど伝わってくる。同期との友情や敬愛する兄弟子との別れなどの人間ドラマを基盤に、「努力を重ねてここ一番で勝つ」という少年漫画の王道を貫く。シンプル・イズ・ベストを体現したような傑作だ。
タイトルの意味は、主人公の最後の場所ということか。三巻でまだ二日目が終わったところだ。過去のエピソードをしっかり描き込んでいるので、全然間延びはしていない。本作は最後まで付き合うことに決めた。序二段篇16巻と幕下篇12巻があるそうだ。こちらも読んでみたい。
★★★★
本屋で発見したノンフィクション。SF読破マラソンを中断して一気読み。
・飢餓浄土 著:石井光太
「物乞う仏陀」はアジア最底辺の迫真のレポートだった。本作はアフリカにまで足を延ばして見捨てられた人々の現状を伝える。
本書は直接的なルポよりも、それぞれの地域でまことしやかに伝えられる怪異譚や奇妙な習慣の社会的背景を探るエピソードが多い。
第一章は戦場と兵隊に関する話だ。ミンダナオ島では「日本兵の幽霊」がいまだに恐れられている。飢えた日本兵が略奪はおろか、住民を襲って人肉を食べたらしい。その恐怖が怪談になって残ったのだ。「世界中で好かれる日本」とかいう調子のいい本がやたらと出ているが、日本人が悪霊と化した地域もあることをお忘れなく。
どこにでもある「不死の兵隊」エピソードに関する考察に唸らされる。
第二章は性に関するルポ、第三章は魔法やケガレの話がメインだ。
魔法や悪魔が実在するはずもないが、未開地域では追い詰められた人たちの救いとして機能している。迷信にも価値はあるのかな。もちろんそんなものに頼らない社会が理想なのは当然だが。
第四章は再び戦争に関するレポートだ。虐殺事件で深い傷を負ったルワンダでは、住民が野良犬を徹底的に虐待する。ストレス解消などというヌルい話ではない。理由はぜひ本書を読んで確認してください。
世界には想像を絶する現実がある。ただ立ちすくむしかない。
不謹慎だが、題材がユニークなので夢中で読んだ。★★★★
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