mixiユーザー(id:2615005)

2015年08月04日22:12

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めーちゃん胸アップ/『闇よ落ちるなかれ』

フォトフォト
やはりこういうショットはメイコさんですね。

発掘銀背はあと数冊なのだが、他に面白い本やイベントが多いので頓挫している。
やっと一冊やっつけた。かっこいいタイトルなので気になっていた本だ。

・闇よ落ちるなかれ(41)作:ライアン・スプレイグ・ディ・キャンプ
アメリカ人考古学者マーティンは、6世紀のローマ帝国にタイムスリップした。華やかなローマ文化も落日の時を迎え、長い中世暗黒時代が眼前に迫っている。ローマを愛するマーティンは、内乱を抑えて統一ローマを再興すべく頑張る。

現代人が過去に戻って技術を振るう、という話は青年漫画でよく見かける。「信長のシェフ」とか「仁」とか、「ドリフターズ」もその一種かな。すべての元ネタは本作ではないだろうか。
ワインしか存在しない時代に蒸留技術を使ってブランデーを作ったり、印刷を使って新聞を発行したりして儲ける。ディテールが細かくて、なかなか説得力がある。ちょっと調子が良すぎる(うまく行きすぎる)きらいはあるが、思考実験として面白い。登場人物も多彩で魅力的だ。

困ったことに、私はローマ帝国に何の興味もない。没落したのが残念などとまったく思わないし。有名人に会って、「おお、あなたが!」なんてシーンは、日本人にとっての義経や坂本龍馬なみの有名人なのだろうな、と想像するしかない。だから主人公の行動に共感できないのだが、これは仕方ないな。最後にマーティンが「イスラム教という新宗教が興るから、今のうちにアラビア半島を占領しておけ」という手紙を書く。はっきり言ってムカついた。それならば、キリスト教がマイナーなうちに根絶しておけば、人類の悲劇の8割くらいは防げたーーと主張することも可能だ。
エンタメ小説としては、けっこう完成度が高い。★★★
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