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2014年05月24日21:05

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ミク・クッキーとヴァン・ヴォークト

フォトフォトフォト

超会議3のおり、かのんさんにいただいたプライズのミク菓子。雪祭りやファミマのコラボ商品より出来がいい。可愛くてけっこう美味い。食べるのが惜しいけど、しけらせるのはもっと悔しいので、全部いただきました。ごちそうさま。

創元SF文庫が名作を復刻している。未読の作を買い込んでこちらで読んでいます。

・原子の帝国 作:アルフレッド・エルトン・ヴァン・ヴォークト
有名な一流作家だ。若いころ読んだ『スラン』は超能力者と多数派の普通人が争うというパターンの嚆矢である。『宇宙船ビーグル号の冒険』は学術調査船が様々な宇宙生命と遭遇する。どちらもオリジナリティとアイデアは一級と言ってよい。だが不思議と「面白かった」という印象がないのだ。
ウィキペディアからの引用(簡略化してます)デーモン・ナイトによると、ヴォークトは以下の理由でまるで評価できないそうだ。
1.プロットが駄目 2.文章が下手 3.視覚的イメージが浮かばず、人物が描けない
1と3は賛成だ。2は翻訳で読む身で断言はできないが、読みづらい文章ではある。要するに小説が下手なのだ。もちろん高く評価する人もいるが、私はデーモン閣下を支持する。小説であるからには、アイデアをそのまま放り出すだけでなく、読者を楽しませるストーリーが不可欠でしょう。

で、本書は中編二作入りだ。表題作は原子力技術を用いながらも、人々が原理を忘れてしまった超未来の話。原子力は宗教になっており、「ウラン神」や「プルトニウム神」が四柱神を形成している。宇宙船まで持っているのに、戦争の道具は弓矢と槍なのだ。
『見えざる攻防』交通事故のため三つ目になってしまった男は、異次元の吸血三つ目人の世界をさまよう。
どちらも設定を聞くと面白そうだが、上記の理由で退屈だった。アイデアだけは評価できるかな。★★

・終点:大宇宙! 作:同上
短編はアイデア勝負なので、長編よりはまし。
『魔法の村』『休眠中』『親愛なるペンフレンド』などの悲劇的な風刺作が印象に残る。しかし相変わらず読みにくい。人物に感情移入が出来ないのがつらい。★★
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