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2020年01月24日15:15

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「キャッツ」〜猫たちよ、外へ出よう

ミュージカルのほうは4回観ていて、ブロードウェイキャスト版の2枚組CDも持っていた。ところが筋立てや人間関係(ネコ関係)の細部はあまりわからずのまま。まあいつも歌とダンスに酔いしれていたということです。なので今回ようやくスッキリした部分がけっこういくつか。ところがこの映画化作品、すでに公開された海外では酷評されまくって大コケだという。

たぶん酷評の主たる部分は、ただ単にカメラを舞台に持ち込んで、さまざまなアングルから物語を見せることに終始しただけのような印象、これならわざわざ映画にする必要があるかということだろう。たしかにふだん実況中継等できまりきったカメラアングルに慣れきっているボクシングや野球を題材にした映画を観たとき、新鮮なアングルに驚くことはあるけれど。

せっかくの映画作品なんだから、猫たちも路地裏を飛び出し、CGを駆使してロンドン中が猫だらけになってもいいのでもっと街角で歌い踊りまくってほしかった。現に数少ないいくつかの屋外シーンはとても印象的なものばかりだったし。とにかくキャッツマニアに、これはオリジナルを歪めた冒瀆だと言われるぐらい思いきった冒険をしてほしかったということです。

それでもやっぱりおなじみのメロディが流れるとワクワク。そして熱唱が終わるや思わず拍手…というのはウソだけど、改めて名曲の数々には唸らされる。ミュージカル畑の俳優がメインのようだけど「メモリー」で美味しいところを持っていくのはやっぱり彼女。そして名女優ジュディ・デンチ85歳にして猫メイク、と思っていたけどまさかあの役とは…熱演でした。

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