初めてナマで観るコリーンは思っていたよりずっと背が高く、そして低く太い歌声だった。エスニック風味が混じったビビッドな色合い、先月の越智志帆や野宮真貴のステージ衣装にも通じるプリント柄は最近のトレンドなのだろうか。BBL東京3日間6公演、同横浜1日2公演をへて同大阪2日間4公演、トータル12公演のこれがオーラス。
打ち込みの音に頼らず、コリーンをふくめ8人編成のバンドスタイルというところに本気度。特記すべきは当初来日メンバーに名前がなかったトランペットのジョン・サーケル。80年代UKポップ/ロック数々の名盤を下支えした存在、近いところでは「Dynamite/BTS」で聴こえてくる数少ない生音、ホーンをプレイしているのが彼。
「サレンダー」でスタート、代表曲はほぼ網羅。私のお気に入り、流麗なメロディ「ユー・オン・マイ・マインド」さらに「ラ・ラ・ミーンズ・アイ・ラヴ・ユー」はもちろん、「ブレイクアウト」は序盤に一度スローアレンジで披露しておいて、エンディングにはオリジナルヴァージョンで総立ちの場内をヒートアップさせるという演出。
私のすぐ前に田中まこさん。ラジオ関西DJというより7〜80年代の「夜のヒットスタジオ」で、海外ミュージシャンの出演時に通訳として登場、当時の洋楽好きが憧れた女性。もちろんそれなりにお年を召しておられ、なぜ目の前の女性が彼女とわかったかというと、コリーンがMCにて満場の客席に彼女を紹介したからということです。
ログインしてコメントを確認・投稿する