ことし古希となるジャッキー・チェン、初主演50周年記念作品。かって名スタントマンだったルオ・ジーロン(ジャッキー・チェン)は、愛馬チートゥとともに映画テーマパークの大道芸で日銭を稼ぐ日々。債権のもつれからチートゥが競売にかけられると知った彼は疎遠のままだったひとり娘、法学部生シャオパオを頼ることに…。
このチートゥという馬がとてつもなく好演。やや丸みを帯びたジャッキーのアクションを補ってあまりある見事な助演ぶり。それともCGのお助けも少しはありなのだろうか。そういえば昨今のCG濫用映画にたいするジャッキー自身の言葉、すなわちこの作品のテーマでもある”スタントマン精神”もルオのセリフのなかにいくつか。
過去のジャッキー作品の名アクションシーンが次々と流れる。自身のスタント出演作をルオとシャオパオ父娘がともに見つめるという設定ながら、誰しもこれは成龍版「ニュー・シネマ・パラダイス」と胸が熱くなる。いやいや、”ジャッキー・チェン活劇を映画館で観ている自分”を客観視しただけでノスタルジックな気分に浸ってくる。
カンフーをベースにした様式美というべきアクションシーンは、さすがにもう望めないかと思っていたら、きっちりと用意されていたのは嬉しかった。結末はすんなり予想できて、そこにしっかり着地していく心地よさ。エンドロールはおなじみの…などと、いまさらここに書く必要なし。集大成にはまだまだ早い70歳だと思いました。
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