思えば、昨年の今頃は新宿ミラノ座ラストショウで盛り上がっておったのですねえ。あれからもう1年ですか、月日の経つのは早いものでございます。
いよいよ年末ということで、今年の邦・洋ベストテンを作ってみました。
まずは邦画から。
1 母と暮らせば(これほどの作品を見せられても「何も感じない」という日本人がいる・・・、これこそ恐怖であります)
2 あん(魂を揺さぶる、とはまさにこのこと)
3 海街diary(「暮らし」を丹念に描いた作品にハズレなし)
4 クレヨンしんちゃん オラの引越し物語(マジなホラーでした)
5 ソロモンの偽証(これほどの力作に客が集まらない。日本の観客の幼児化は絶望的なまでに進行中)
6 野火(戦争は肉体と精神を破壊するのです)
7 先生と迷い猫(癒し系動物映画? とんでもない!)
8 WE ARE Perfume(夾雑物のない、理想的なツアードキュメント)
9 この国の空(戦中も戦後も変わらない、人の営みのドロドロ加減)
10 百日紅(最高にカッコいい仕事師映画)
さて、お次は洋画です。
1 キングスマン(ホレた! 世界中の思い上がりエリートどもに鉄槌を!)
2 マッドマックス 怒りのデス・ロード(行って帰ってくるだけの話でこれだけの活劇が成立するとは!)
3 ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム(上に同じ)
4 はじまりのうた(音楽に疎い私ですら夢中になりました)
5 グリーン・インフェルノ(人を喰うならここまでマジメにやらないと)
6 おみおくりの作法(「いい仕事」って、意外な形で報われるものなんですね)
7 ジャッジ 裁かれる判事(今年観た中で、たぶん最高の「アメリカ映画」)
8 あの日の声を探して(ある意味「フルメタル・ジャケット」より凄いと思います)
9 ジミー 野を駆ける伝説(自転車に乗った若者は、いつだって最強!)
10 イミテーション・ゲーム(情報戦の終わりは、いつも切なく哀しいのです)
年々、映画の鑑賞本数は減少してますが、その分、一本の作品が与えてくれる感銘の度合いは深まっているような気がします。たくさん観られるに越したことはないけれど、少なくなってしまった鑑賞の機会をさらに濃密にするというのも大事ですよね。
というわけで、来年も映画との一期一会を大切にしていきたいと思います。
この一年、私を楽しませたり泣かせたりしてくれた数十本の作品群に、感謝。
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