今、宮部みゆきの「ソロモンの偽証」を読んでます。
本当はもっと早く読みたかったんですが・・・、これ、長いんですよね。文庫本にして全6巻、しかも一冊一冊がぶ厚い! 私は本を読むのが極めて遅いものですから、この分量はちょっとキツいな、と、敬遠していたのでした。
我、誤てり、とはこのことですな。
面白い面白い! 先日のお泊まり勤務の時にこっそり持ち込んでたんですが、3巻まで夜通しでイッキ読みしちゃいましたよ。
この作品、ミステリと言うよりもウェルメイドなジュブナイル小説なんですね。何と言うか「賢い子供たち」の物語って感じがしました。
賢い、と言ってもただ利口なだけでなく、世の現実に痛めつけられ傷つけられても懸命に自分の足で立とうとする強さを持った理想的な少年少女なんですね、本作に登場するのは。
早く6巻まで読んでしまいたいところですが、ちょっと我慢しておきましょう。
今週末から映画版「ソロモンの偽証 前編」が上映されますから。
「ソロモン」読んでたら久しぶりに初期の傑作短編「サボテンの花」を読みたくなってきました。あれも「賢い子供たち」のお話なので。
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