毎朝車で通る道を何となく歩いていた。「こんな所に花屋さん?」漏らした独り言に呼び止められ、立ちつくす。 ビルとビルの僅かな間隙目掛け、エイヤと建築したような痩せたビルの一階、排気ガスでくすんだ軒を、帽子の鍔のように目深に被った小さな店。小
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