「未来」は「選択」によって「あり得る未来」が複数存在します。私たちはその中の一つだけを選択して生きていくわけです。それと同様に過去も「解釈」によって「複数のあり得た過去」があるのではないか、と私は思っています。過去が複数、というと違和感は

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　祖先が誰かとか過去にどんな業績を上げたか、も私の一部ではありますが、一番「私」として重要なのは「今何を考えているか」「今何をしているか」でしょう。【ただいま読書中】『蚊はなぜ人の血が好きなのか』アンドリュー・スピールマン、マイケル・ド・ア

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　「愚行が一切ない“潔癖”な社会」のことではなくて、「少々の愚行くらいではびくともしない（少々の愚行なら許容できる）強さを持った社会」のこと。【ただいま読書中】『知られざる宇宙　──海の中のタイムトラベル』フランク・シェッツィング 著､ 鹿沼

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　少なくとも「議論の場」ではないですね。個人の口からは「論」にあたいするものは出てこないし、相手との「議」もないですから。「論争」の「争」だけはたっぷりありますけど。【ただいま読書中】『死刑台のエレベーター』ノエル・カレフ 著､ 宮崎嶺雄 訳､

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　この二つはよく似ています。　どちらも「予言者」は「後」になって「起きることはわかっていた」と言います。　どちらも「起こす力」を持った人間はいません。残念ながら「防ぐ力」を持った人も。【ただいま読書中】『森を食べる植物』塚谷裕一 著､ 岩波書

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　この前入った蕎麦屋で、隣のテーブルのお客さんがざる蕎麦大盛りが目の前に置かれたら、数秒後に店員を呼び返していました。聞くともなく聞いていると「ワサビがない」。ざる蕎麦にワサビがないとやっぱり淋しいですよね。で、店員がすぐに引っ込んで、なぜ

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　めったに食べることはありませんが、私はトリュフよりは松茸の方が美味しいと感じます。　西洋人にとってオリーブ油は特別な存在だそうです（オリーブの木の下で生まれたのはアルテミス、アポロン、ロムルス、レムス……と錚々たるメンバーですし、塗油の儀

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　最近は「パンツ」と呼ぶのが普通らしいのですが、私は今でも「ズボン」と言っています。　「お気に入りだけど、さすがに傷んできたな」と普段履きの古いズボンを処分する気になりました。思い出すとこのズボンを買ったのはまだ独身だった33年前。スポーツ用

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　「やる気を見せろ！」とよく言われますが、無能な人間がやる気を見せてばりばり実行をしたら、結果は本人にも周囲にも悲惨なことになります。【ただいま読書中】『かぜの科学　──もっとも身近な病の生態』ジェニファー・アッカーマン 著､ 鍛原多惠子 訳､

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　「負け」も「化け」もよく似た語感なのに、「負け猫」とか「化け犬」とはあまり言いませんね。【ただいま読書中】『千年前の人類を襲った大温暖化　──文明を崩壊させた気候大変動』ブライアン・フェイガン 著､ 東郷えりか 訳、 河出書房新社、2008年、240

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　昔の人類は貪欲でなければ生存ができませんでした。豊作でぎりぎり、飢饉になったらばたばた死ぬから、生存のためには貪欲に貯蔵物資を確保しておく必要がありました。だけど現代文明社会での貪欲は、生存とはかけ離れたところで機能しているようです。もち

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　会社の朝礼で「笑顔」を強調するところがけっこうあるそうです。　ところで、壇上で「笑顔の重要性」を強調したり「笑顔を作れ」と命令したりしている「エラい人」って、その時に見本になるような笑顔をしています？　集められて聞かされている社員の皆さん

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　人は社会の中で多かれ少なかれ演技をしながら生きています。社会ではほぼすべてに人に演じるべき「役」が与えられていますから。演技と言えば「（会話や表情などの）行動」をすぐ思いつきますが、もう一種類、「外見」による演技もありそうです。ファッショ

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　「権力は腐敗する」と言いますが、その腐敗度は「秘密の多さ」で測定できるかもしれません。【ただいま読書中】『愚行の世界史　──トロイアからヴェトナムまで』バーバラ・Ｗ・タックマン 著､ 大社淑子 訳､ 朝日新聞社、1987年、2900円https://www.amazon

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　昨日の日ハムとソフトバンク戦はすごい展開でした。特に最終回、指名代打で出ていた大谷選手が突然のリリーフ登板。どこで肩を作っていたのでしょう。そしてなんと165kmの直球や150kmのスライダーや141kmのフォークを投げます。投げる方もすごいけれど、そ

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　「アパッチ」と言えば、私にとってはむかしむかしの西部劇での“悪役”です。日本の時代劇で「であえであえ」でわらわらと集まって、主人公にばったばったと斬られる人たちのように、西部劇で白人にばんばん打ち殺されるための役柄。もっともそれは映画「ソ

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　アベノミクスによって本当に「実質賃金が上昇」「デフレからは脱却」したのだったら、どうして「物価や賃金が下がったらそれに連動させて年金を下げる法案」を作ります？　そんなものは不要でしょう？　言っていることとやっていることが食い違っているよう

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　ミネラルウォーターの空きボトルを捨てようとして、ちょっともったいなく感じたので水道水を詰めて冷蔵庫に入れてみました。そのまま飲んでも特に大きな問題は感じませんでした。【ただいま読書中】『まだなにかある（下）』パトリック・ネス 著､ 三辺律子

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　女を見たら売春か強姦することしか思いつかない男の頭蓋骨の中には、間違いなく脳みそではなくて精子が詰まっているでしょう。　糞みたいな行動が大好きな人間の頭蓋骨の中身は、きっと糞でしょう。　つまり、その人の行動を見たら、頭蓋骨を開けてみなくて

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　ホーソーンは『ファンシーさんの覗きカラクリ』で「罪とは、魂に付着した汚れのことである」と言いました。ところで、「自分の行為は（褒められたことではないかもしれないが）法律に違反はしていない。だから問題はない」と主張する人たちは「自分の魂」に

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　阿蘇山が噴火して、宿泊キャンセルが続出しているそうです。　それでなくても地震、台風と踏んだり蹴ったりで、九州の生活・産業・観光業など大打撃でしょう。そこに噴火ですからさらに大変。せめて観光面で何か手がないかと考えたのですが、「安全なところ

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　「シェィクスピアの正体は誰だ」についていろんな説があるそうですが、その一つに「イギリスの外交官もしていた貴族だ」というものもあるそうです。で、その説を紹介していたテレビ番組では、「グローブ座の座付き脚本家のシェイクスピア」が「あのシェイク

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　ノーベル賞って、理系の学問だけではなくて、文学や平和という不思議なものも対象にしています。平和賞や経済学賞はよく“外して”いますが、文学賞についてはけっこう目利きが揃っているのか、私がこれまでに読んだノーベル文学賞受賞作家の作品は、大体“

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　1964年の東京オリンピックで私は「ウルトラＣ」という言葉を覚えました。次の東京オリンピックではどんな言葉を覚えることになるのでしょうか？【ただいま読書中】『「ウルトラＱ」の誕生』白石雅彦 著､ 双葉社、2016年、1700円（税別）https://www.amazon.

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　強欲は結局身の破滅をもたらすことが多いようですが、その際、関係ない人間も平気で巻き込んでいきます。ホテル・ニュージャパンの火災はその典型のような気がします。消防署の命令を無視してスプリンクラーも防火扉も設置せず、耐火構造にも手を抜き、その

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　「コメディ」の形容詞は「コメディカル」ではなくて「コミカル」です。「ミュージカル」は名詞ではなくて形容詞で、日本語の名詞の意味で使われる「ミュージカル」は本当は「ミュージカル・コメディ」です。【ただいま読書中】『三文オペラ』ベルトルト・ブ

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　小池都知事が豊洲やオリンピックの問題をどこまでやる気なのかはわかりませんが（たぶん“適当なところ”で手を打つでしょうね。政治家ですから）、それで追及される側は「どこまで（誰まで）やるんだろう？」と戦々恐々かもしれません。もしも私が追及され

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　ノーベル賞の季節となり、早速日本人の受賞者が発表されました。　私がふっと想起したのは、日露戦争後の講和条約で「平和」をもたらした功績でセオドア・ルーズベルト大統領がノーベル平和賞を受賞したことです。だけど大統領は「善意」からこの行動をした

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　天は東京の上に沖縄を作らず、東京の下に沖縄を作らず、と言えり。【ただいま読書中】『人という怪物（上）』（混沌の叫び３）　パトリック・ネス 著､ 金原瑞人・樋渡正人 訳､ 東京創元社、2013年、2300円（税別）https://www.amazon.co.jp/gp/product/4488

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